句ニキとは句日記のこと。してみむとて、するなり。
はやりがちな気持ちがいつも、玄関の鍵を開けるより先に靴を半分ほど脱がせている。
死ぬときは車の中で夏の朝
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世の中にはクーラーをつけても暑い部屋もあるんです。そんなときはもう走ったりするしかないんです。涼しさを求めるんでなくて、走ったから暑いんだと納得させてストレス低下を図る狙いです。
鮮やかや仲夏檜の皮剝がれ
緑緑と小径犯せる屋敷林
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えー看護師なの? じゃあ静脈注射してよ! っていう人は滅多にいない。
なら私が檸檬の汁を入れてあげる
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麦茶を飲む量が目に見えて増えた。
冷房車こぞり持ちこむ湯気ぽうと
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一人で飯屋の席をとるのは申し訳ないが、誰かと行くのもだるいというディレンマあります。
裏返る蓮の葉音のあからさま
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全てを受け流す至高のなで肩なのでなまなかな雨では濡れない。
目が回るまでに睡蓮あさいらむ
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歯医者で歯磨きを褒められる。5000円払う。
のうぜんや昼九つの中華そば
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新聞を読んでいておやと思い調べてみたら、マヨネーズのキユーピーのユは小さくないのが正しい表記なのだという。なによ。いいね。
夏の日のご飯がなくてどうするよ
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フェス始まんのかって湿度。井の頭線の名前が仮にインノケンティウス3世に由来しているとするならきっと住んでいたのは東松原。
青楓泡立つごとし影もなほ
日よく透くる赤や風鈴仏桑花
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体重計を買った。ひと月で5キロやせていた。
夕暮で街がひたひた草いきれ
横たはりたきかに太藺長うあり
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他人には一切話さないことができてから、暮らしが少しずつ快くなったような気がする。
夕方の夕菅にしてあるところ
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